前回(変わり者Eさん㊱ダメになる私)の続きです。
結論からいいます。
Eさんと結ばれました。
そうなるまでの流れはこんな感じ…
キスをされ完全に落ちた私は
ソファによたよたと座り込みました。
(腰砕けとはまさにこの事)
ドラマや漫画では、そこから一気に
ガバァ!って襲われる流れですが、
Eさんはそうじゃありませんでした。
何事もなかったように
テレビを見るモードに
戻っていったよ。
完全に火がついた状態で放置され
魂の底から触れ合いたくなる私。
でも自分からそんな事は言えない。
すると、Eさんがこちらをチラッと
見て言いました。
「どうした?」
どうしたって…
どうしたもこうしたも
ドチャクソ発情してますけど?
そんな私の状態を完全にお見通しな
Eさんは、黙っている私の手の甲を
指でなぞると、ものすごく、
本当にものすごくゆっくりと
私の身体に触れていきました。
そして私は、うまれて初めて
「全身が性感帯」
という状態になりました。
元々そんな体質ではなかったので、
私はメロメロになりながら
(こういうのって相手によって
ここまで違うんだ…すごい…)
と感動すら覚えてしまいました。
今までのセックスってなんだった
んだろう…という気持ち。
長年のブランクがあった訳なので
普通だったら痛いんじゃないかと
思うんですが、Eさんの丁寧すぎる
扱いのおかげで少しも嫌な刺激を
感じることもありませんでした。
かくして、Eさんと結ばれた私。
ちなみに、
頭では「息子が起きてくる」という
可能性をずっと考えていたので、
絶対に事故が起きぬよう、途中で
ちょっとした工夫をしました。
(簡単にいうと喫茶店の入り口に
あるドアがあくとガラーンて鳴る鐘
みたいなものを即席で設置しました)
それにしても…
やっぱり、予想通り、Eさんは
ドS様でございましたよ。
私の勘も捨てたもんじゃないね。
続きます。
スターなど本当にありがとうございます。